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原点に立ち返る

  • 2007/10/20(土) 21:15:24

それにしてもこのブログ、TOPにも書いてあります通り、もともとは自作小説を公開するという名目で始めたのですが全然そういう投稿をしていないことにはたと気が付きました。やはり勢いだけで始めるといろいろと問題が生じるようです。

良い訳をするといいネタが思い浮かばないのですよセニョール。いや、これ小説を書こうとする身としては欠陥だらけですな。

ちなみに以前こんなの考えましたっていう例たち。

プロット1
もう二度と会えない恋人との思い出話。
最終的なところにどんでん返しを用意。でももうどこぞの話で使われてそうな結末だなぁと思う。もう一捻り、なんか考えられないかなぁ。とりあえず文章化しる。

プロット2
ある夜。少女は剣の修行に明け暮れていた。「あの男」と決着をつけるために。だが胸中に燻ぶる思いに少女は戸惑っていた。そこに義姉妹の契りを交わした人物が現れて……。
実はすでに文章化してあり、短編として話は完結しているのですが、なんか出来があんまり良くないと公開を断念した作品。なんというか自己満。

プロット3
彼(あるいは彼女)は“敵”と対峙していた。ぶつかり合う武器と武器。勝てば勝者、負ければ敗者。それだけを決める至ってシンプルなサバイバル。だが、勝者はその最中、ふとした疑問を覚え……。
“文章を使わないでどこまで小説を書けるか?”というコンセプトの元に書いた小説。文章化済み、完成済み。自分では割と頑張ったほうだと思う。内容はともかくとして。



決めました。プロット3の小説を公開したいと思います。以下、追記に公開することにしますね。

暗い夜に彩られて、ただ終焉を告げるその音が響いた。
流れ落ちる血、崩れ落ちる体躯。
それを睨むもうひとつの影。握られた剣。その刃先から滴り落ちるモノ……。

勝負は決した。

勝者はその場を去り、ただ無残な躯がそこに横たわる。
意識が虚ろになっていく。視界がぼやける……。
自分が誰かも、なぜここにいるのかも、争ったその意味さえ失われていく。
押された烙印は「負け犬」……。ただそれのみ。
だが、くたばりかけた意識のその奥で、なんとも言えない気持ちが湧き上がった。例えるなら、「愉快」……。
「負け犬」は嘲笑した。これ以上ないほどに口の端を吊り上げ……瞳は永遠に光を失った。

勝者は、だがその胸に空虚を感じていた。
己が「負け犬」の烙印を押したその存在は、紛れもなく「敵」だった。
そのはずなのに、倒した後に残ったのは、虚しさ。
締め付けるような苦しみが意味もなく襲ってくる。まるで見えない影に追われているかのような焦燥感……。
ふと、あれは誰だったのかを考える。
倒すべき「敵」、倒すべき「敵」、倒すべき「敵」……。
思い浮かぶ言葉はただそれのみ。
倒すべき「敵」、でも……。
「でも」、何かがあるような気がした。「でも」のその先に、何か大事なものを忘れているような気がした。
だが、「それ」は出てこない。或いは、ただの気のせいかもしれない。そう思い込もうとした矢先……。
頬を涙が伝った。それを手で拭き取り、見た。
その先に見える「負け犬」は優しく微笑んでいた。その瞳は慈愛に満ちていた。
そうだ、そうだ、アレは私にとってタイセツナ……。
「それ」を掴みかけたその瞬間、勝者の前に新たな影が姿を現した。
退治する影は間違いなく「敵」。理性ではない。本能が、そう理解した。
その瞬間、勝者……否、勝者だったものの思考が急に冷めていく。敗者だったものの姿がぼんやりと霞み、ついには消えた。
今はただ、眼前にいる「敵」を葬り去るのみ。
そして、勝ったほうが生き延び、負けたほうが惨めに地べたに這いつくばり、無残な躯を晒す。
そう、対峙した瞬間、世界を構成するのはただ二人……「己」と「敵」のみ。そこに戦う理由はない。言葉も必要ない。
ただ、本能の赴くまま、「敵」を屠るだけ。
そして、生き残り「勝者」となったものは新たな「敵」と出会い、再び戦いに身を投じるのみ。
それが、「彼ら」に課せられた世界の真理。
「勝者だったもの」と、もうひとりの「勝者だったもの」はお互いを獲物と定め……次の瞬間、ぶつかり合った。
またひとつ、新たな「勝者」と「敗者」を決める戦いが始まった……。

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